一昔前までは「歯が悪くなって痛くなってから歯医者に行く」でしたが、あくつ歯科医院における予防歯科の考え方は「悪くならないために歯医者に行く」なのです。
大切なのは3~6か月に1回、定期的に予防メインテナンスを受けることなのです。
欧米では、歯を削る治療ではなく、予防歯科を勧めたことにより、国民の平均残存歯数が飛躍的に向上したのです。日本においても予防歯科をしっかり受けた方と受けなかった方とでは、80歳になった時の残存歯数に約15本もの差がつくといわれています。
「予防歯科」とはむし歯や歯周病の予防が目的で、生涯にわたりお口の健康を長く保つことを目的としているのです。
もしもあなたが家や車を購入したとしましょう。その購入した車の洗車や定期点検行わずにいたら、また購入した家の掃除やメインテナンスをしなかったらその家はどうなりますか?
定期的なプロによるメインテナンスにより車や家も美しく、また長持ちするように、お口の健康においても同じことがいえるのです。
3~6か月に1度定期的に来院していただき、「予防プログラム」にそってプラークコントロールができているか、再発や別の部位に異常はないかなどを定期的に診査、診断を受けることが大切です。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で専門家である歯科衛生士が直接おこなう機械的な歯面清掃のことです。
例えばお掃除のプロにレンジフードやお風呂場などの掃除をしてもらうと、自分で行うよりも汚れが綺麗に取れ、自分では取りきれない器械の中まで綺麗にしてくれます。
日々ご家庭で歯磨きしていてもどうしても磨きにくい箇所がでてきます。そういう箇所に細菌が蓄積しやすく「バイオフィルム」と呼ばれる膜を張って固着し、むし歯の原因になってしまいます。そこで機械を使ったプロのよるPMTCをおこなうことにより、そのバイオフィルムまでが除去できるのです。
実際にPMTCを経験されると、歯医者の痛いというイメージが払しょくされ、心地良いと感じることでしょう。
お口の中の細菌を減少させ、歯垢の再付着を防ぎます。
お口の中の歯周病菌を減少させ、歯周炎の症状を軽減します。
お口の中にいる菌の減少により口臭も軽減します。
歯の表面についた着色を除去し、光沢のある歯の表面に回復します。
フッ素入りの研磨ペーストを用いることで、歯の再石灰化を促進し、歯質を強化します。