幼児の歯磨き粉はいつから

こんにちは。院長の阿久津です。

今回は幼児の歯磨きはいつ頃から始め、その時の歯磨き粉の使用についてお話し致します。

今年も宇都宮保健所で行われます春のフッ素塗布事業が5月と6月に4回に分けて行われます。

そのフッ素塗布会場の1階に歯の無料相談コーナーがあります。その相談コーナーでの相談で毎年この質問が多くあります。

その答えとして

⚫︎歯磨きは歯が生え始めたらOK(生後6ヶ月頃〜)

ただし最初は水だけで良いと思います。またガーゼ磨きでもOKで歯みがき粉は必要ありません。

⚫︎歯磨き粉を本格的に使うのは1歳前後〜が目安

この時使う歯磨き粉のポイントは

フッ素入り(低濃度で1000ppm)で良いと思います。そして歯磨き粉の量は

•1~2歳 米粒くらい

• 3~5歳 グリーンピース大 

でOKです。

⚫︎使い方のコツ

•お母さんが仕上げ磨きで使用していただく

•うがいできなくてもOK(少量なら問題なし)

•磨いた後は軽く拭う or 少量うがい

⚫︎ よくある誤解

•✖️「飲み込むからフッ素は危険」

→◎適量なら!むしろむし歯予防に有効

•✖️「泡が多い方が良い」

→ ◎幼児は低発泡タイプが安全

⚫︎ 実践的おすすめ流れ(臨床的にも)

•最初は歯ブラシに慣れさせること

•1歳前後からフッ素少量スタート

•夜だけでも必ず使用

•仕上げ磨きは小学校低学年まで

で良いと思います。初めは当然泣かれると思いますか、是非とも可愛いお子さんのため歯磨き頑張ってください❣️

白い歯で明るい笑顔で

こんにちは、歯科衛生士の小森です!

春は卒業や入学、就職など新しい生活が始まる季節ですね✿人と会う機会が増えるこの時期は、ホワイトニングを始める方が増える季節でもあります。

歯の色が明るくなると、お顔の印象も明るく見えることがあります。実は、口元はお顔の印象を大きく左右すると言われており、笑ったときに見える歯がきれいだと清潔感や明るい印象につながることもあります。

当院では歯科医院で出来るオフィスホワイトニングとお家で出来るホームホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングの特徴

・有資格者である歯科医師、歯科衛生士が行うため安心・安全

・1回で効果を実感しやすい

(一時的に知覚過敏の症状が出やすい)

(強い薬剤を使うため奥歯までは出来ない)

ホームホワイトニングの特徴

・自分のタイミングでできる

・後戻りするのが遅い(持続性がある)

(白くなるまでに時間かかる)

(使い続けないと効果感じにくい)

ただし、ホワイトニングはすべての方がすぐにできるわけではありません。むし歯や歯ぐきの炎症がある場合は、まずそちらの治療を優先することがあります。

歯の色が気になる方や、ホワイトニングに興味のある方はお気軽にご相談ください!!

歯周病とはどんな病気か

こんにちは!歯科衛生士の大草です。

突然ですが、皆さんはどうして歯周病になってしまうのかご存知でしょうか?

実はむし歯より歯周病で歯を失うケースの方が多いのです!

今回は意外と知られていない歯周病についてお話しします!

〈歯周病とは〉

歯周病は歯茎の病気と思われている方がほとんどではないかと思いますが、実は歯茎の下の歯を支えている顎の骨が溶けてしまう骨の病気なのです。

重症化すると歯を支えている骨が溶けてしまうので、支えがなくなり、歯がグラグラして最終的には抜けてしまいます。

当院を受診される患者様も

「歯がグラグラするからどうしてだろう?」と来てみると抜かなくてはいけない状態になっている事も非常に多いです。

自覚症状が出てからだと遅く、手遅れになるケースがあるのです。

〈歯周病の原因と進行の流れ〉

歯周病はプラーク中にいる歯周病菌が原因でなる病気です。

「プラークは細菌の塊」です!

歯と歯茎の境目にプラークがついて48時間経過すると炎症を引き起こします。

赤くなって歯ぐきが腫れたり、出血したりします。

これが「歯肉炎」という状態です。

健康な歯茎は歯にぴったりくっ付いているのですが、炎症を起こして進行していくと歯茎がパカパカに緩んできてポケットと言われる歯茎の溝ができます。

歯周病菌は空気の少ない所で活発化する菌(嫌気性菌)でこのポケットの中が大好きです。

ポケット内に入り込んだ歯周病菌はポケットの内側の組織を下に下に破壊してどんどんポケットが深くしていきます。

そして歯肉の下の顎の骨は上で起きている歯肉の炎症が骨に感染したら大変なので、それを避けようとして自ら破骨細胞という物質を出して溶けていってしまいます。

正確には顎の骨が溶けてなくなるのは歯周病菌ではなく、歯肉で起きている炎症を避けようとして自ら減っていってるのです。

しかし、骨が溶けているにもかかわらず痛みがほとんどないので、自覚症状がなく静かに進行してしまう怖い病気なのです。

自覚症状が現れた時にはすでに重症化していて

歯を失うケースも少なくありません。

〈歯周病の予防〉

歯周病はならないように予防できる病気です。

どうすれば予防できるのか説明していきます!

先ほどお話しした通り歯周病の始まりはプラークが歯と歯茎の境目についたことからでした。

まずは歯ブラシでとれるプラークを徹底的に除去することが1番大切です。

48時間で取り除けなかったプラークは唾液の影響で歯石になり、歯ブラシでは取り除けない汚れになります。

歯石自体に毒素はなく、あくまでもプラークが出す毒素によって炎症を起こすのですが

歯石の表面は軽石みたいに凸凹しているので

プラークが溜まりやすい環境になってしまいます。プラークに厚みが出れば出るほど、歯周病菌が住みやすい環境となり病原性が高くなります。

なので歯石をなるべくためないようにご自身での毎日歯ブラシ、セルフケアがとても重要になって来ます。

プラークは48時間たつと歯石になって歯ブラシで取れない汚れになるので、24時間以内1日1回でもきちんとプラークを取り除けてれば歯石があまりたまらないと言えます。

歯石になるとご自身では取り除けないので

私たち歯科衛生士が専門の的な機械や器具を使用して除去する必要があります。

そのため定期的な歯科医院での健診やクリーニングが大変になって来ます。

歯周病はご自身では気付かないうちに痛みがなく進行して行く病気なので歯科医院での定期的なメインテナンスが大切です。

定期的に診て行くことで早期発見早期治療をすることも出来ます。

歯医者に来たからといって必ずしも歯周病が良くなる、防げるというわけでなく

1番重要なのはご自身でのセルフケアです。

お家での歯磨きをどれだけしっかり出来たかが、歯の長持ちに関わってきます。

次に私たちプロによって歯石になってしまったり、ご自身で取れない所の細かい汚れを落としたりするプロフェッショナルケア両方を継続的にしていくことが重要なのです。

どちらかが頑張るのではなく、一緒にお口の中の健康を守るサポートをさせて頂けたらと思います。

今回は歯周病についてお話ししましたが

歯周病になってしまう原因を患者様に理解して頂くと、しっかり予防でき、より多くの歯を残して生涯ご自身歯でお食事して頂けると思います!

あくつ歯科医院でも健診に来て頂いた際には

虫歯だけでなく、歯周病の状態もしっかりと診断し患者様1人1人に合わせたメインテナンスや治療を進めていきます!

歯周病に関しても正しい知識、予防法を患者様に理解して頂けるように日々取り組み、あくつ歯科に来てよかったと思えるような満足度の高く、より精度の高い医療を提供できるよう努力していきたいと思っています!

是非私たちにお任せください!!

成功への情熱

今回のブログは、以前にも掲載したことのある内容ですが、ぜひ改めて皆さまにお読みいただきたく再掲載いたします。

稲盛和夫氏の著書『成功への情熱』(PHP文庫)の中にある「自ら燃える」という章を、私は時折思い出すことがあります。

稲盛氏は歯科界においても「京セラメディカル」を立ち上げられ、当院で使用しているインプラント「FINESIA」も京セラの開発製品です。

この本の中で稲盛氏は人を「可燃性」「不燃性」「自燃性」に例えています。

可燃性の物は火を近づけると燃え始め、不燃性の物は火中に投じても燃えません。そして自燃性の物は、火が近くになくても自ら燃え出します。

同じことが人間にも当てはまると稲盛氏は説いております。                                       

可燃性の人は、少なくてもやる気のある人に囲まれている時は、自分もやる気になるのです。火のそばにいる時だけ燃えるのです。

不燃性の人は才能があってもニヒルで感受性に乏しく、感情があまりありません。能力があってもなにも成し遂げることができません。

何か価値のあることを成し遂げるためには、自然性の自分から燃え上がらなくてはなりません。なぜなら、熱意と情熱こそが物事を成就させるためには、なくてはならぬ基本要因だからです。事業を行う上で本当に必要な人は【自燃性】の、自らのエネルギーで燃え上がることのできる人なのです。そして周りの人達にも自分のエネルギーを与えることができるのです。

私はこの言葉を折に触れて思い出します。

歯科医療もまた、技術だけでなく「想い」が結果を左右する仕事だと感じています。         自燃性の人間として、自らの情熱で周囲を包み込み、患者様により良い医療を提供し続けられるように思っております。

 

健康教室(糖尿病と歯周病)

宇都宮市保健センターで行われました健康講座に行って、講師としてお話しをさせていただきました。

講座は「知らないとコワイ歯周病と全身疾患の深い関係」というタイトルでした。

参加者の平均年齢は71歳で、約15名の方が私の話に耳を傾けてくださいました。

講座の具体的な内容から、前回はその第1回目として、「健康寿命を伸ばすためには」と題してお話しさせていただきましたが、今回は「歯周病と糖尿病との関係」についてお話し致します。

まず糖尿病についてですが、皆さんも良く耳にする糖尿病とはどの様な病気なのでしょうか?

糖尿病の定義は、「ブドウ糖が細胞に取り込まれないため、血糖が持続的に上昇した状態」です。

ですから血液中にはブドウ糖は充分にあるのに、肝心な細胞の中は栄養失調になっているのです。

もう少し簡単に説明しますと、人間は身体を動かして生活するには各器官の細胞に糖分か必要です。そしてその糖分は膵臓で作られるインスリンの働きによって血管内の糖分を各器官の細胞に運んでくれているのです。

しかし糖尿病の患者さんは、血管の中にはたくさん糖分はあるのですが、肝心な各器官の細胞には糖分がいき届いていないのです。

ですから血液の中の糖分の量を調べるとその値(血糖値)が高いのです。

原因としては

  • インスリンの分泌が悪い
  • インスリンの効きが悪い

また日本人の糖尿病が強く疑われる人の数•••950万人、

糖尿病の可能性を否定できない人の数

•••1,100万人

といわれています。

この糖尿病は脂質異常症とともにvirtual diseaseといって自覚症状かないため、自分が糖尿病になっていることに気がつかず、検診などで医者に言われて初めて「自分は糖尿病だったんだ」と知らされる病気なのです。

この糖尿病の恐ろしいのは、糖尿病だと気づかずに放置すると、糖尿病の合併症として他の病気になってしまうのです。

代表的な糖尿病の3大合併症は

①神経障害(し)

②糖尿病性網膜症(め)

③糖尿病性腎症(じ)

この3つの頭文字をとって(しめじ)と覚えて下さい。

ところで私が日常、歯科の診療をしている時に進行した歯周病の患者さんに出会います。

その様な歯周病の患者さんに糖尿病ですか?と聞くとやはり糖尿病の事が多いのです。

また、糖尿病の検査をしていないのでわかりません。と言ってくる患者さんも多いのですが、

そのような患者さんに、是非とも内科での検査をしてもらって下さいとお勧めすると、その後やはり先生が言ったとおり糖尿病だったというケースも多々あります。

ですから、歯周病と糖尿病とは密接な関係にあるのです。

現在、糖尿病の患者さんはHbA1cを測ります。HbA1cは糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかをパーセント(%)で表したものです。

 HbA1cは過去1~2ヶ月前の血糖値を反映しますので、当日の食事や運動など短期間の血糖値の影響を受けません。ですから検査の前に食事や運動を慌ててやってもあまり効果がなく、偽りのない、そしてごまかしの効かない値なのです。

歯科治療において抜歯や手術を行う時もこのHbA1cの値を指標に抜歯やインプラント治療などの外科処置の是非を判断しています。

•一般的に HbA1c 7.0%未満であれば通常の観血処置は許容されることが多いです。

8.0〜9.0%以上では感染や治癒不全のリスクが高くなるため、緊急でなければ処置は延期して血糖コントロールを優先します。

では、どうしてHbA1cの値が高いと外科処置が行えないのでしょうか?

HbA1cが高い=血糖コントロール不良 → 感染リスク↑、治癒遅延、止血不良、全身合併症悪化

このため、観血処置は可能な限り避け、まずは内科的にコントロールを整えてから行うことが推奨されます。

簡単に言いますと、その方のHbA1c値に30を足しての体温と考えます。例えば、HbA1cが8.0の方だとすると、この8.0に30を加えると38になります。発熱していて38°の方に外科処置をすることはあり得ませんよね。

ですから歯科における外科処置をする前に是非とも内科で血糖コントールをしてくださいと言っています。

余談になりますが、現在、糖尿病の患者さんに対してこのHbA1cの値が治療の指標になっていますが、最近では高感度CRP(高感度C反応性蛋白)の値から糖尿病の指標にもなるのです。このCRP検査とは炎症マーカーであり、感染、化学的要因、物理的要因、アレルギー反応など何かしらの要因で身体に炎症が起きているとこのCRP値が上がってきます。ですから、このCRPを測ることで、歯周病は歯肉の炎症ですから、歯周病の有無や改善度もわかります。更にはこのCRPを測ることで、血管の炎症とも考えられている脳梗塞、心筋梗塞のリスクもわかるようです。

 

さて、糖尿病の患者さんは低血糖になることがあります。これは歯科の治療をしている時にもあり得ます。低血糖になると

• 発汗(冷や汗)

• 動悸・頻脈

• 手の震え

• 不安感・イライラ

• 顔面蒼白

• 空腹感

•     集中力低下、眠気

•     ろれつが回らない、言葉が出にくい

• 視覚異常(かすみ目、二重に見える)

•     異常行動(怒りっぽい、もうろうとする)

• 頭痛、めまい

•  けいれん、意識消失(重度の場合は昏睡へ)

このような交感神経、更には中枢神経症状が現れます。

※皆さん!

糖尿病なんだから当然血糖値が高いのに何で低血糖なの?といった疑問を持たれると思います。

糖尿病は生活習慣病ですので、まずは糖尿病初期の方は運動療法、食事療法を優先させます。すると血糖値は下がり血糖値かコントロールされます。

問題になりますのは、この運動療法、食事療法をやったにもかかわらず、依然として血糖値が高い方が問題になります。

そのような方に対して、医師は「あなたは運動療法、食事療法をやっても効果がありませんので、糖尿病の薬を飲んで血糖値を下げていきましょう」と言われます。

この糖尿病に薬の力を借りている方が対象になるのです。

つまり「薬の量 > 食事・運動による糖の供給」になったときに、特に空腹時に低血糖になってしまうのです。

余談になりますが、最近糖尿病で使用されている薬剤で問題になっている薬で「マンジャロ」があります。日本では現在、2型糖尿病治療薬としての承認しかなく、肥満のみを対象とする保険適用はなし。にもかかわらず、美容クリニック等で「やせ薬」として使用されるケースが増えており、そうした目的外使用には副作用(膵炎で死亡例も)や中止した後のリバウンド、長期安全性のデータ不足、法的・制度的なリスクがあります。  

私見ではございますが、金銭的負担はかかりますが、薬物治療と生活習慣改善をうまく組み合わせることで、大きな健康改善につながるのではないでしょうか?

 

まとめとなりますが、糖尿病は初期には症状が出ないので、無自覚のうちに進行する病気です。
血糖コントロールがうまくいかず高血糖が続くと、さまざまな合併症をもたらし、その合併症が生活の質を大きく低下させてしまいます。


歯周病も糖尿病の合併症のひとつであり、一般の人より2〜3倍も歯周病にかかりやすくなります。
また歯周病が進行すると、歯を失うリスクが増えます。歯を失うと柔らかい食べ物ばかりを好むようになり、栄養バランスが悪化。血糖値にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
このように、糖尿病と歯周病には深い関係性があります。ですから糖尿病患者は、歯周病の予防や治療に積極的に取り組むことが大切です。