子供の歯ぎしり

こんにちは。院長の阿久津です。
今年も早いものであっという間に10月になってしまいましたね。明日から気温もグッと低くなり、もしかしたら今週中にも木枯らしも吹くようですね。

さて、明日私は宇都宮市保健所で行われますフッ化物塗布にお手伝いに行きます。
最近コロナ感染者はグッと減ってきていますが、もちろん感染対策をしっかり行いますので皆様もご協力のほどよろしくお願いいたします。

フッ素塗布会場の1階には無料相談コーナーがあります。
そこでは公衆衛生委員が担当で皆様の無料相談にお答えしております。
そこでの相談内容で多いのは、「むし歯予防」、「歯並び」、「指しゃぶり」等ですが、それ以外で毎回受ける相談内容に「子供の歯ぎしり」があります。具体的には「うちの子は寝ている時に歯ぎしりをしてうるさいのです。歯が削れてしまってかみ合わせがくるってきませんか?」といった内容の相談です。

ここで私がお子さんの歯ぎしりについてズバリ!!お答えいたします。お子さんの歯ぎしりは “心配ありません”

大人の歯ぎしりはストレスが関係していることが多く、歯ぎしりを続けていると顎関節に負担がかかり顎関節症となり、それに伴う肩こり、偏頭痛、腰痛などの不定愁訴になることもあるので、マウスピースを入れて治療をすることもあります。

それに対してお子さんの歯ぎしりは子供の約40%が歯ぎしりをしているといわれています。6歳頃の永久歯が生えてきて顎が大きくなってきている段階での歯ぎしりは、かみ合わせのバランスを調整しながら永久歯が生えてくるスペースを確保するための無意識の行動であるといわれており、正常な成長のあかしなのです。

また赤ちゃんも歯ぎしりをすることがあります。私の娘も2歳の頃から歯ぎしりをしたのを覚えています。何で?こんな赤ちゃんが1人前に大きな音を立てて歯ぎしりをするんだろう。と思ったことを思い出します。

これは、乳歯が生えてきて今までの “吸う運動から噛む運動” になってきて “安定して噛むことのできる顎の位置をさがしている” のです。
また、乳歯の歯ぎしりは “顎や筋肉を鍛える効果” もあるのです。 ですから、大人の歯ぎしりのような治療はしなくてよいのです。

最後になりますが、私は明日と、11月21日にもフッ化物塗布に行きますので私を見かけましたらお声かけください(*^▽^*)