成功への情熱

以前読みました稲盛和夫氏の著書『成功への情熱』(PHP文庫)の「自ら燃える」というページを思い出すことがあります。稲盛氏は京セラや第二電電(現KDDI)などを創業し、 日本航空(JAL)を再建。また、中小企業経営者を育成する経営塾「盛和塾」の塾長を 務めるほか、国際賞「京都賞」を行う稲盛財団を設立するなど、広範な活動をしています 。我々の歯科界においても「京セラメディカル」を立ち上げ当歯科医院で使用しています「FINESIA」も京セラの開発商品です。
本題に戻りますが、この本の「自ら燃える」の一部を抜粋いたします。
物質には可燃性、不燃性、それから自燃性という基本的なタイプに分けられます。可燃性の物は火を近づけると燃えはじめ、不燃性の物は火中に投じても燃えず、自燃性の物は火が近くになくても燃えだします。
同じ分類が人間にも当てはまります。何か価値のあることをやり遂げるためには、自燃性の自分から燃え上がらなくてはいけません。なぜなら、熱意と情熱こそが物事を成就させるためにはなくてはならぬ基本的要因だからです。
不燃性の人は才能があってもニヒルで感受性に乏しく、感情がありません。能力があっても何も成し遂げることができません。
可燃性の人は、少なくてもやる気のある人に囲まれている時は、自分もやる気になるのです。火のそばにいる時だけ燃えるのです。
事業を行う上で本当に必要な人は、自燃性の人、自らのエネルギーで燃え上がることのできる人なのです。そして周りの人達にも自分のエネルギーを与えることができるのです。
私はこの稲盛氏の言葉を時々思い出し、自燃性型人間となり、自らの情熱で他の人達を包み込めるようになりたいと思っております。