歯周病のリスクファクター

 

朝晩の冷えを感じる季節になりました。
こんにちは、歯科衛生士の山田です。

いちご一会栃木国体や全国障害者スポーツ大会が本県で開催され、更に今は紅葉狩りで、あちこち賑わっているようですね。

私は先日、今まで無かった秋花粉症と寒暖差過敏でお世話になっている病院の先生と、歯周病のリスクファクター、病気の発生や進行の原因となる要素の話しをする機会がありました。

お口の中の汚れ、プラークが良く清掃されなままでいると、歯周病を発生してしまいますが、歯周病原細菌は、血液の流れに入り込んで血液の凝固を起こし、血液の流れを害します。歯周病が重症なほど、歯周病原細菌は容易に血液の流れに入り込みやすくなります。

汚れや歯周病菌による炎症による血栓は、脳だけでなく、心臓や気管支、身体の至るところに害を及ぼします。

また、糖尿病や脳梗塞発生後の合併症に歯周病があります。
特に、糖尿病の方は歯周病にかかりやすくなるリスクが2倍とか。糖尿病は合併症が発生しやすい病気ですから、お口の健康管理は大切ですね。

健診で血糖値が高いと言われた、喫煙、ストレスや疲れで唾液が少ない、不規則な生活習慣で歯磨きがきちんと出来ているかわからない等、そのようなお悩みのある方は、お口のチェックとお掃除をしてみてはいかがでしょう。

医科の先生から色々お話をお聞きした事もあり、歯科の分野も、より皆様の健康維持に貢献出来るよう努めて参りたいと感じました。

自分で出来る1番身近で手軽な健康管理、歯磨きを、しっかりやってみましょう。