こんにちは!歯科衛生士の大草です。
突然ですが、皆さんはどうして歯周病になってしまうのかご存知でしょうか?
実はむし歯より歯周病で歯を失うケースの方が多いのです!
今回は意外と知られていない歯周病についてお話しします!
〈歯周病とは〉
歯周病は歯茎の病気と思われている方がほとんどではないかと思いますが、実は歯茎の下の歯を支えている顎の骨が溶けてしまう骨の病気なのです。
重症化すると歯を支えている骨が溶けてしまうので、支えがなくなり、歯がグラグラして最終的には抜けてしまいます。
当院を受診される患者様も
「歯がグラグラするからどうしてだろう?」と来てみると抜かなくてはいけない状態になっている事も非常に多いです。
自覚症状が出てからだと遅く、手遅れになるケースがあるのです。
〈歯周病の原因と進行の流れ〉
歯周病はプラーク中にいる歯周病菌が原因でなる病気です。
「プラークは細菌の塊」です!
歯と歯茎の境目にプラークがついて48時間経過すると炎症を引き起こします。
赤くなって歯ぐきが腫れたり、出血したりします。
これが「歯肉炎」という状態です。
健康な歯茎は歯にぴったりくっ付いているのですが、炎症を起こして進行していくと歯茎がパカパカに緩んできてポケットと言われる歯茎の溝ができます。
歯周病菌は空気の少ない所で活発化する菌(嫌気性菌)でこのポケットの中が大好きです。
ポケット内に入り込んだ歯周病菌はポケットの内側の組織を下に下に破壊してどんどんポケットが深くしていきます。
そして歯肉の下の顎の骨は上で起きている歯肉の炎症が骨に感染したら大変なので、それを避けようとして自ら破骨細胞という物質を出して溶けていってしまいます。
正確には顎の骨が溶けてなくなるのは歯周病菌ではなく、歯肉で起きている炎症を避けようとして自ら減っていってるのです。
しかし、骨が溶けているにもかかわらず痛みがほとんどないので、自覚症状がなく静かに進行してしまう怖い病気なのです。
自覚症状が現れた時にはすでに重症化していて
歯を失うケースも少なくありません。
〈歯周病の予防〉
歯周病はならないように予防できる病気です。
どうすれば予防できるのか説明していきます!
先ほどお話しした通り歯周病の始まりはプラークが歯と歯茎の境目についたことからでした。
まずは歯ブラシでとれるプラークを徹底的に除去することが1番大切です。
48時間で取り除けなかったプラークは唾液の影響で歯石になり、歯ブラシでは取り除けない汚れになります。
歯石自体に毒素はなく、あくまでもプラークが出す毒素によって炎症を起こすのですが
歯石の表面は軽石みたいに凸凹しているので
プラークが溜まりやすい環境になってしまいます。プラークに厚みが出れば出るほど、歯周病菌が住みやすい環境となり病原性が高くなります。
なので歯石をなるべくためないようにご自身での毎日歯ブラシ、セルフケアがとても重要になって来ます。
プラークは48時間たつと歯石になって歯ブラシで取れない汚れになるので、24時間以内1日1回でもきちんとプラークを取り除けてれば歯石があまりたまらないと言えます。
歯石になるとご自身では取り除けないので
私たち歯科衛生士が専門の的な機械や器具を使用して除去する必要があります。
そのため定期的な歯科医院での健診やクリーニングが大変になって来ます。
歯周病はご自身では気付かないうちに痛みがなく進行して行く病気なので歯科医院での定期的なメインテナンスが大切です。
定期的に診て行くことで早期発見早期治療をすることも出来ます。
歯医者に来たからといって必ずしも歯周病が良くなる、防げるというわけでなく
1番重要なのはご自身でのセルフケアです。
お家での歯磨きをどれだけしっかり出来たかが、歯の長持ちに関わってきます。
次に私たちプロによって歯石になってしまったり、ご自身で取れない所の細かい汚れを落としたりするプロフェッショナルケア両方を継続的にしていくことが重要なのです。
どちらかが頑張るのではなく、一緒にお口の中の健康を守るサポートをさせて頂けたらと思います。
今回は歯周病についてお話ししましたが
歯周病になってしまう原因を患者様に理解して頂くと、しっかり予防でき、より多くの歯を残して生涯ご自身歯でお食事して頂けると思います!
あくつ歯科医院でも健診に来て頂いた際には
虫歯だけでなく、歯周病の状態もしっかりと診断し患者様1人1人に合わせたメインテナンスや治療を進めていきます!
歯周病に関しても正しい知識、予防法を患者様に理解して頂けるように日々取り組み、あくつ歯科に来てよかったと思えるような満足度の高く、より精度の高い医療を提供できるよう努力していきたいと思っています!
是非私たちにお任せください!!