低ホスファターゼ症

久しぶりの投稿になります。院長の阿久津です。

今回は低ホスファターゼ症という病気についてです。

骨や歯の正常な形成を促す“アルカリホスファターゼ”と呼ばれる酵素に生まれつき異常があるため、骨の変形や骨折、低身長などの症状を引き起こしす病気です。
また、「小児慢性特定疾患」および「指定難病」に認定されている病気でもあります。
症状の現れ方は生まれて間もない頃から非常に重い症状が現れるケースがある一方、成人になって初めて症状が出現することもあるようです。

歯科において、この低ホスファターゼ症は「歯根吸収を伴わない乳歯の動揺・早期脱落」という歯科的所見がきわめて特徴的です。
ですからお子様が私の歯科医院を受診したことがきっかけで、この低フォスファターゼ症を早期発見、早期治療する事でお子様の生命予後への貢献をすることができましたら幸いと思います。

インプラント学会

 先日日本口腔インプラント学会の関東大会が新宿にあります京王プラザホテルで開催され参加いたしました。
コロナの感染拡大で数年間はオンラインでの参加が続きましたが、やっと会場参加型の学会に出席することができました。
会場参加型ですと、学会で親交のあるメンバーと顔を合わせての情報交換ができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
今年の11月には京都で、全国大会学会がありますので今から楽しみにしております。

 

歯石とは

こんにちは!歯科衛生士の福田です(^^)

毎日厳しい寒さですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

年末年始体調を崩さぬよう気を付けてお過ごしください!

今回は歯石についてお話しようと思います。

まず、歯石とは歯垢(プラーク)が歯の表面に長い間残っていると、唾液に含まれるリン酸やカルシウムが沈着して石のように固くなってしまったものです。

歯石を放置してしまうと、歯石は表面がザラザラしているため歯垢が着きやすく、歯肉の炎症や歯周病の原因になってしまいます(;_;)

特に歯石が付きやすい場所は下の前歯の内側です。下の前歯は歯ブラシの毛先が当たりづらく、磨き残ししやすい場所でもあることと、舌の下に唾液腺があることが原因です。

また第1大臼歯(親知らずを除いた奥から2番目の歯)の近くにも唾液腺があるので歯石が着きやすい場所です。

歯石は歯磨きで除去することは難しく、歯科医院などで専用の器具を用いて除去します。

歯石除去は健康的な口腔内を保つために必要不可欠です!

虫歯や気になるところがなくても、歯医者での歯科検診やクリーニングが健康的な口腔内を保つことに繋がりますので、ぜひ当院にご相談くださいね!

まだまだ寒い季節が続きますので、体調管理や防寒対策に気を付けていきましょう( ¨̮ )

 

歯科衛生士さん募集のご案内(フルタイム・パート)

あくつ歯科医院では歯科衛生士さんを募集(フルタイム・パート)しております。

患者さんのお口の健康を守るために歯科衛生士の力は必要不可欠です。良質な歯科医療を提供するために、私たちと一緒にお仕事をしてくれる方を募集しております。

歯科衛生士(常勤)

勤務時間:

8:4012:0013:4518:.30(土曜17:30終業)

給  与:

26万円~             

休  暇:

日、祝日、木曜 年末年始 GW  お盆      完全週休2日制    その他有給休暇は年10

   

歯科衛生士(パート)

職  種:

歯科衛生士

勤務時間:

8:4012:.00 または 13:4518:30(土曜17:30終業)

給  与:

時給:1,700円〜

   

勤務形態

生活スタイルに合わせて(午前のみ、午後のみ、土曜日のみなど)勤務時間は相談いたします。            

 

また、扶養の範囲でも可能です

※あくつ歯科医院では採用が決まった場合、就職準備金としてフルタイムの方には80,000円、パートの方には30,000円(電話、または当院スタッフからの紹介の方)を差し上げます。

お気軽に連絡ください。028-625-7474まで

 

 

インプラント専門医技術向上講習会

先日日本口腔インプラント学会の専門医技術向上講習会がありました。
この講習会は次回の専門医の更新までに習得しないといけない必須の講習会であり、朝から夕方までの長時間の講習会でしたがとてもためになりました。今回の講習会は6人の先生の講習がありました。
1.大学病院に来院する長期経過患者の分析
2.インプラント周囲骨吸収(MBL)を予防するためのインプラント治療戦略
3.睡眠時ブラキシズムへの対応
4.長期に安定したインプラント治療を達成するために
~インプラント周囲炎治療における注意点について~
5.広範囲顎骨支持型装置における骨増生とインプラント治療
6.長期的予後の良いインプラント治療を達成するために〜病理的立場からの提案〜

この中で私は、特に2時限目の宗像源博先生の講習会が特にためになりました。宗像先生は私の所属しておりますバイオインテグレーション学会でも以前からお世話になっており、いつ聞いても分かりやすく、そして最新の情報を伝えていただき有意義な時間となっております。
今回の講習はMBL(マージナルボーンロス)と言ってインプラント周囲骨の吸収についてでした。内容としては
1. MBL 発症のTimingと発症速度(mm/year)
2. MBLのリスク因子
宿主因子:Smoking・全身疾患・peri implant phenotype
外科因子:直径・埋入深度・GBR
補綴因子:アバットメント高さ・補綴マージンの設定・エマージェンスアングル
3. MBLと生物学的幅径(Biologic width/ Supracrestal
tissue attachment(骨縁上組織付着))との関係性
について、Caseを解きながら解説していただき、MBLの発症予測と MBL予防のための最適なインプラント治療戦略についてお話ししていだだきとてもためになりました。