今年診療室前にある山帽子の木にキジ鳩が巣を作りました。
調べましたら、キジ鳩はおもに木の上に小枝を組み合わせて巣を作ります。古巣を利用することもあり、気に入れば民家やビルなどでも巣作りします。繁殖期は年間通してあり、1度の産卵で2個の卵を産むことが多いようです。
抱卵する期間は15日ほど。きちんと夫婦での分担制になっており、夕方からの夜間はメスが抱卵し、朝からの昼間はオスが交代して行います。
キジバトの夫婦を見守っていると、抱卵担当中は卵から離れることなく飲まず食わずで温め続け、ときどき巣の手入れをしたり、卵の位置を変えたりする様子が見られます。
私は朝、お花に水やりをする時に、キジ鳩の巣を見るのが毎日の楽しみでした。
真夏の炎天下でもじっとして卵を温めている姿には感動しました。
無事卵から雛がかえり巣立っていった今、巣だけが残されて寂しくなってしまいました。
夫婦で仲睦まじく行動し、子育て熱心でもあるキジバトは、古くから幸運のシンボルとして愛されてきました。
今年?来年?またキジ鳩が巣に戻ってきてもらいたいものです。
炎天下、卵を温めている親鳥
卵からかえったひな鳥2匹
卵からかえって10日後のひな鳥(羽に模様もでき成長が早いです)