顎関節症

皆さんこんにちは。歯科衛生士の大草です。

突然ですが、皆さんは朝起きた時に顎が痛い、口を開けた時や食べる時に顎から音がするといった経験はございませんか?

そのような症状が出た場合顎関節症の疑いがあります!

重症化すると口が開けられないほど痛みがでて

開口障害になるケースもあります。

今回はそんな〈顎関節症〉についてお話しします。

〈痛みの原因〉

顎関節は上顎と下顎の繋ぎ目で軟骨や筋肉で

出来ています。

噛み合わせのバランス、食いしばり、歯軋り、頬杖等で顎関節に過度な力がかかると筋肉の緊張や凝り、軟骨の擦り減りで痛みがでてしまいます。

〈痛みが出て決まった時の歯科医院での治療〉

噛み合わせで過度な力がかかってないか確かめて、力が病的にかかりすぎている場合は噛み合わせの調整をすることがあります。

それに加えて寝てる時の食いしばり、歯軋りも大きな負担になるので、それを軽減する為、夜寝てる時に使用するマウスピースも有効的です。

ご自身では意識のないところでやっている可能性が高いです。音が出ない食いしばりもあるのでご家族の方も気付かない場合があります。

保険内でマウスピースは作れる事が多いので、かかりつけ医に相談してみてください。

又、顎関節周辺の筋肉の緊張や凝りを和らげるために赤外線のレーザー等を使用して筋層にアプローチすることもあります。

〈お家で出来る対処法〉

顎関節による顎の痛みはバイ菌に感染した事による痛みではなく、外からの強い力がかかった事による外傷です。

私は患者さんに、よく例えとして捻挫した時と同じだと伝えています。

なので痛みが出た時はとにかく負担をかけないことが大切です。

・固いものやよく噛まなくてはいけない食べ物顎を酷使するような食べ物を控える。

・頬杖、うつ伏せで下顎を押さない。

特に下顎を押さない事が重要です。

気をつけて生活してみましょう。

又、温める事や、マッサージも効果的です。

お風呂に入って体が温まっている時に咬筋と言われる噛むとモコっと盛り上がったり、力が入って硬くなるところをめがけて、よくほぐしてみてください。

開口障害がある場合には

お口を開けれるところまで開けてゆっくり閉じるストレッチもおすすめです。

無理せず毎日痛みが取れるまでやってみてください!

顎関節症の症状が現れた場合お気軽に当院にご相談してください!

             以上大草でした。

熱中症予防(水分補給について)

すっかり夏になりましたね、歯科衛生士の小森です。気温が高い日が続いておりますが みなさん体調崩してませんか?
夏に気をつけてないといけないのは <熱中症>ですね。熱中症にならないためにこまめに水分補給しっかり取ることが大切です!!

こまめに水分補給をとることが大切なのですが、何を飲むといいか皆さん分かりますか?

思い浮かぶものは、スポーツドリンクではないでしょうか。スポーツドリンクは、汗をかく運動時、気温が高い状況で摂取することは 水分と塩分を同時に取れるので最適だとおもいます。

ですが、、、
スポーツドリンクにはたくさんの糖(砂糖)が入っています。ジュースと同じくらい、それ以上の砂糖の量が入ってます。
先程言ったように “こまめ”に水分補給をすることが大切なので、飲んだあと唾液の作用で、ある程度虫歯の進行を抑えられますが、こまめに摂取することで唾液の作用が追いつかなくなってしまい、お口のなかが甘いまま 長時間放置すると脱灰と言って歯を溶かしてしまいます(><)

スポーツドリンクは飲み方を注意していただければ虫歯も熱中症も対策できます!

①スポーツドリンクを飲んだ後に、お口の中をお茶や水でゆすぐ・飲むことで糖・酸を洗い流しましょうー!!

②無糖のスポーツドリンクを選ぶ

③歯磨きをしっかり行う
飲んだ後、はやめに歯磨きをするのがベストです!


熱中症対策に良くない飲み物

[NG]
コーヒー ・ 紅茶・ 緑茶・ ウーロン茶・ アルコール類 などカフェインが含まれているもの、利尿作用のあるものは過度な排尿で脱水症状になるなど逆効果の可能性があります。


暑い日はまだまだ続くと思います、熱中症にならないようにしっかり水分補給してくださいね!
虫歯にもならないように気をつけましょう!!

むし歯予防

こんにちは!歯科衛生士の大草です。

今回は〈むし歯の予防〉についてお話しします。

むし歯はミュータンス菌による細菌感染で起こります。

(お子さんの場合)

生まれたてのお子さんはむし歯菌がいません。

小さいお子さんは身近な大人や兄弟からむし歯菌をもらって感染します。

その感染をなるべく少なくすることが重要です。3歳までは感染の窓と言われ、特にむし歯菌に感染しやすい時期なのでより気をつけていきましょう。

口移しをしたり、同じ食器を使用したり

経口感染に注意しましょう!

歯の質を強化するフッ素もむし歯予防に有効です。

歯科医院では高濃度のフッ素塗布や

噛み合わせの溝を歯磨きしやすく浅くするシーラントも行っておりますのでお家でのケアと歯科医院で出来る予防処置を組み合わせてやっていきましょう。

(大人の場合)

ミュータンス菌がもう口腔内に沢山いる大人は

菌数を減らしていくことが重要です。

むし歯菌が少ないほどむし歯になりにくいので

むし歯菌を除去、少なくするという意味で普段の歯磨きが重要になります。

プラークの中にむし歯菌が沢山いるので、プラークが残りやすいところからむし歯になります。

歯と歯の間、噛み合わせの溝はよく磨いていきましょう。

食生活習慣もむし歯に関係があります。

完食の量ではなく、お口の中に入ってくる回数(完食の回数)が重要です。

糖質があるもの酸性度の高いもののダラダラ食べ飲みはありませんか?

唾液のpHは普段は中性です。

食べ物や甘い飲み物を摂取するとお口の中のpHが酸性に傾き、歯が溶け始めます。

食べない時間が30分くらいあると唾液の力でpHが中性に戻り、溶けた歯を戻してくれたりもします。

お口の中が酸にさらされている時間をなるべく短くし、早く中性に戻してあげることが重要です。

ダラダラ食べ飲みがあるとずっと歯が溶け続けている状態で歯を守ってくれている唾液の効果が充分に及びません。

なるべくなら食べたらすぐ歯を磨くことが1番効果的ですが、歯磨きできなければお水でうがい、キシリトールのガムを噛むなどで唾液のpHを中性に早く戻す事ができます。

きちんと歯を磨いているのにどうしてもむし歯が出来てしまうという方は食生活習慣を見直してみるといいかもしれません!

むし歯は予防できる疾患です!

出来る原因を理解し、その予防方法を知っていただけるとむし歯になりにくいお口の中に出来ますので、少しでも参考になれば嬉しいです。

(むし歯が出来る原因については少し前に投稿してありますので参考にして下さい)

以上大草でした。

「”あご”がガクッと鳴りませんか?」

こんにちは!
歯科衛生士の人見です。

今回はタイトルの通り、顎(あご)がガクッと鳴る方いらっしゃいますか?
もしくは…
・あごが痛む
・口が開けにくい(開かない)
などの症状も同じく、
「顎関節症(がくかんせつしょう)」
という病気の代表的な症状です。

日本人の2人に1人は経験するといわれているほど身近な病気なんですよ!

なりやすい方の特徴としては、
・頬杖をつく
・横向きに寝る(特に毎日同じ方向で寝る)
・歯を食いしばる
・歯ぎしりをする
・歯並びや噛み合わせが悪い

などを日常的に行なってしまっている方です。
楽器を吹いている方もなりやすいです。
(特にリードを使う木管楽器)
私も楽器をやっている期間なりました…

意識して直せる癖もあれば、
就寝中、ストレスなどで無意識に歯を食いしばっていたり歯ぎしりをしている方も多いと思います。
そんな場合、防ぎようがないのでは?
と思うかもしれません。

リスクを全くのゼロ!にする事は難しいかもしれませんが、少しでも予防or改善できるようにご自宅でできるマッサージをご紹介します。

①ほほ骨の下から耳の穴の前にかけての部位に指を2・3本当てます。
歯をグッと噛み締めた時にポコッと出るところです。(両側同時でok!)
②円を描くように、ゆっくり押したりさすったりします。(痛気持ちいい程度)
③5分くらい続けてください。

*湯船に浸かりながらマッサージするのが効果的です!

顎関節の周りにある筋肉をほぐすことが目的なので、温まり血流の良くなる入浴中にリラックスしながら行うのが理想的ですね。

すでに症状が出ていて、
痛みが強い・口が開かないなど気になる場合、お早めにご来院ください!

健康教室

 

こんにちは。

宇都宮市保健センターで行われました健康講座に行きまして、講師としてお話しをさせていただきました。

講座内容は、「知らないとコワイ歯周病と全身疾患の深い関係」というタイトルでした。

参加者の平均年齢は71歳で、約20名の方が私の話に耳を傾けてくださいました。講座の具体的な内容から今回はその第1回目として、「健康寿命を伸ばすためには」と題してお話しさせていただきます。

この画像は1970年代に手塚治虫氏が描いた「男の一生、女の一生」というマンガです。

ここで注目していただきたいのはこの当時の女性は、25歳で結婚していないとオールドミスと言われていたのですね。50歳で老眼でものが見えなく、55歳で歩くのに杖を使い、60歳で歯が抜け落ちて「フガフガ」といった時代だったのですね。

漫画「サザエさん」に出てくる波平さんの年齢設定は54歳だそうです。

では、この頃の1970年の日本人の平均寿命と現在の平均寿命と比較してみましょう。

現在の日本人の平均寿命は男性は81.47歳、女性は87.57歳です。だいぶ平均寿命が延びてきたことが分かります。

ところが健康寿命といって健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる年齢と平均寿命を比較してみましょう。

日本人の健康寿命は男性は72.7歳、女性は75.4歳となっています。このことから男性は8年間、女性は12年間もの間不健康な状態で寿命を迎えることになります。

ですから、寝たきりの状態で何年もベッドの上で生活して、周りの方々のお世話(介護など)になっているのも考えものです。

そこで、若い時のようになんでも自分で行動、生活できる、健康寿命を伸ばすことがとても大切なことです。

ではその健康寿命を伸ばすためにはどうすれば良いのでしょうか?

これは実は裏を返して考えてみましょう。

健康寿命を短くしてしまう要因はフレイルになってしまうことです。

フレイルとは英語で虚弱を意味していて、健康と要介護の間の状態です。

さらにはこのフレイルは3つに分かれます。

①社会的フレイル

②身体的フレイル

③精神的フレイル

フレイルは加齢により生じる身体の変化だけでなく、うつ(鬱)や認知機能の低下などの「精神的な面」、家に閉じこもるなどの「社会的な面」など、さまざまな要因が重なって引き起こされると言われています。ここで注意していただきたいのが、健康→フレイル→要介護になってしまいますが、逆に生活習慣などを改善すると要介護→フレイル→健康にもなるということです。いわゆる可逆的な改善か可能となってきます。ですからフレイルになってもあきらめずに健康を取り戻すよう努力してみましょう。

健康を取り戻すためにはよく栄養を摂ることが最重要になるのではないのでしょうか。

またこのようなデータがあります。

よってむし歯がなく歯周病にもなっていない(あるいは歯科医院にて治療済み)人ほどフレイルにもなりにくく、健康寿命か伸びる傾向にあるのです。

ところで歯を失う原因はなんででしょうか?

上の図でもわかるように歯を失う原因の1位は歯周病です。

ですから普段からよく歯を磨き、お口を清潔に保ち「歯周病」「むし歯」にならないようなケアが大切なのです。そして歯科医院での健診を受けることが重要となります。ご自身でやっていただくセルフケアと健診時に歯科医院でやるプロケアと両方大切になります。

宇都宮市では8020運動の一環として、80歳で20本以上の歯が残っている健康な方を毎年表彰しております。(今年も6月に歯とお口の健康週間)

毎年私の歯科医院から8020達成者を推薦しておりますが、そのような歯の健康な方を見ていると共通点として、毎日よく歩き(散歩など)活動的であり、姿勢がとても良く、更には表情も明るくイキイキとしていて、認知機能がとても高く、はっきりとした発音で会話できるのです。

そして歯科医院での健診も欠かしません。これで歯が健康であれば健康寿命が延びて、充実した生活が楽しめることはご理解いただけたかと思います。

第1回目の私のお話しはこれで終わりとします。

第2回目は「歯周病と糖尿病との関係」についてアップしたいと思いますのでよろしくお願い致します。